阿部隆です。
健康法の一つに腹式呼吸があります。
丹田を意識して腹式呼吸を何回もやると体が暖かくなります。
人によっては汗をかきます。
温かくなるということは血流が良くなるということだから、健康に良いのは理解できますが、なぜそうなるのかは良く解りませんでした。
肥田式強健術の佐々木了雲先生は、呼吸操練で腹式呼吸だけでなく胸式呼吸を指導されます。
「横隔膜を動かして柔らかくすることが大切だ。
横隔膜は、腹式呼吸で下に引っ張り、胸式呼吸で上に引っ張ることによって柔らかくなる。」
というような事をおっしゃっていたと思います。
間違っていたらごめんなさい。
初めて聞いた時は、何を聞いてもピンと来ないのでお許し下さい。
しかし最近、佐々木先生が言われていたことが少し解ってきました。
腹式呼吸、胸式呼吸の両方をやる事によって、肺や横隔膜の筋肉をストレッチするというイメージです。
近所に肺気腫の女性がいるのですが、調子の悪い時は5メートル位しか歩き続けられないのです。
見ていても苦しくて辛くなります。
肺や横隔膜のように意外と動かされていない筋肉を、健康な時からストレッチすることにより、血流を促され、細胞が修復され続けます。
大きな病気の予防など計り知れない効能があるように感じます。