お昼を食べていると、母親から携帯に電話がありました。
「胃の辺りが痛くてどうにもならない!」 ということです。至急、実家に向かいました。
部屋に入ると、母親はコタツにうずくまって、質問してもうなずくのがやっとの状態でした。
「この痛みではすぐに診てもらわないと可愛そう」ということで、車に乗せて、近くの大病院の救急に連れて行きました。
病院というのは大忙しで、救急といえども順番待ちです。いろいろと書類を書かされたり、結局一時間くらい待たされたでしょうか?
この病院は若い先生や看護師さんが多く、なぜか小さい人が多いんですね。
ERにたくさん集まってくると、失礼なんですがキッザニアの風景を思い出してしまいました。
看護師さんを始め親切な人が多いのに驚きました。
忙しくていつも小走りです。にもかかわらずちょこちょこ声をかけてくれる看護師さんがいました。
患者だけでなく私達家族に対してもそうなんです。
病院は英語でホスピタルと言いますがホスピタリティーの意味が解ったような気がします。
自分は忙しくて仕方がないのにわざわざ仕事を増やしてまで声をかける。
その人間としての器の大きさには感動してしまいました。
苦しかったり、不安でいる患者側にとってはそれ以上に有難い行為はないかもしれません。
ベテランでどんなに仕事ができても相手の気持ちを考えて行動しなければ、その価値は低いのかもしれません。
今、世の中に求められる能力は、そのようなホスピタリティーの能力ですよね。私達商人こそ見習わなければなりません。