練馬区の歩道?・・・は狭いんです。狭い上に電柱が立っているから二人の人間がすれ違えません。
歩道を歩いていると、前から太目の女性が歩いてきました。
電柱があって、とてもすれ違えません。止まって待っていました。
一人だけならこの女性もなんなく通り抜けることができたのですが、その後です。
無意識に私は、「一言くらいあるだろう」と考えていました。
「当然だ!」と言う顔で、私の前を何も言わず通り過ぎて行きました。
別にお礼を期待して譲ったのではありませんが、何となく損をしたような気分です。
『江戸しぐさ』で、・・・気持ちだけでも少しずれて席をあける・・・というのがありましたが、その気配りだけでも人って嬉しいもんですよね。
逆に得をしたような気分も体験しました。
車を運転していて、路地の交差点に差し掛かりました。
私が走っている通りを渡ろうとしている小さな自転車がありました。幼稚園か1年生位の子でしょうか?
私は危険なので交差点の前で止まりました。すると、「どうぞ!」という声が聞こえたような気がしたのです。
私の助手席に乗っていた人も聞こえたらしく、窓際に体を乗り出してきました。
「どうぞ!どうぞ!」
間違いなく、手を私達の進行方向に向けて「お先にどうぞ!」
と言っているではありませんか。
私達はおじぎをして先に行かせていただきました。
同上の人が、
「ああいう子には何かプレゼントしたくなりますね!」
私は、その言葉を聞いて、
「この人とは気が合うな~」
2度、嬉しくなりました。
TAKA