阿部隆です。
徒歩での通勤途中、反対車線の歩道に幼稚園位の男の子と女の子を二人連れた若いサラリーマンがいました。
雨の中、女の子が愚図って座りこんでいます。
たぶん会社に行く途中、園バスの停留所まで連れて行くのでしょう。
まったく動こうとしない女の子を見つめて呆然としている父親。バスの時間だってそれほど余裕は無いでしょう。
私は、若い父親の気持ちを察して、何度も何度も振り返っていました。
四つ角を左に曲がって3人が見えなくなる寸前、女の子が動き出しました。
「やった!」
なぜか、自分の事のようにホッとしました。