2008/10/27
阿部 隆 です。
本物の遠赤外線ヒーター 『サンラメラ』 の季節が近づいてきました。
何年たっても有難いと感じる暖房器具です。
太陽光線の中には「目には見えないが、物を温めることのできる波長」が存在しているのを
イギリスの天文学者ハーシェルという人が見つけたそうです。
赤外線です。
可視光線というのは波長の違いから大きく7色に分けられ、一番波長が長く、
外側にあるものが赤の可視光線です。
赤外線とはそれよりもさらに波長が長く、その外側にある光線です。読んで字のごとくです。
赤外線の中でも、もっとも赤の可視光線に近いものが近赤外線です。
市販されている遠赤外線ヒーター(熱源が赤くなるもの)はほとんどが近赤外線が多く出ているようです。
簡単に言うと、熱源が赤くなるヒーターは遠赤外線の比率が少ないということです。
なぜ遠赤外線でなければいけないのか?
遠赤外線は人間を含めて生物にとってきわめて重要な波長であり、
遠赤外線が降り注がれているからこそ、私達は生きていけるということです。
人間の体を構成している分子と近い波長なので、それらの振動が共鳴し、
増幅して熱エネルギーを発するそうです。
よって人の体を芯から温めます。
近赤外線はたんに温めるという点では有効ですが、低温やけどを起こしてしまうこともあります。
「やぐらコタツ」の熱源も赤いですね。
長い間入っていると足がやけど状態になります。
人間の体は不思議なもので、足が熱すぎると背中から冷やそうとします。
サンラメラの熱源はまったく赤くなりません。
白いままなので本当に暖かいのかと疑ってしまうほどです。