2009/02/16
阿部隆です。
『奇跡のリンゴ』 の話を知ってますか?
2年間そのまま放置しておいても腐らないリンゴなのです。
普通はぐちゃっとなってカビがはえて腐っていきます。
ところがこのリンゴは水気が抜けて枯れていくだけです。
最後は干菓子のようになり、匂いをかぐと甘い香りがしっかり残っているのだそうです。
このリンゴは青森県の木村さんという人が開発しました。
木村さんの奥さんは、農薬を散布すると肌がただれて水ぶくれになり、
一週間くらい寝込むようだったそうです。
「肌にかかっただけでこんなに人を傷つける農薬をたっぷりかけたリンゴが体にいいはずがない。
農薬を使わないリンゴを作ろう!」
その日から8年間苦闘の日々が続きました。
「頭がおかしくなった!」と村八分にされました。
お金が無く、庭の雑草をおかずにしました。
3人の娘は消しゴムを3つ切りに分けて使ったそうです。
救いは奥さんが不平や不満を言わなかったことです。
しかし、木村さんも限界で、6年目に自殺を決意し、ロープを持って山に向かいます。
そこで農薬も化学肥料も使わないのに立派に育つどんぐりの木に出会い、疑問に思います。
根元の土を掘ってみるとフカフカと柔らかく、さまざまな微生物が息づく
生命のにおいがしたのです。
「病害虫がついてリンゴの木を弱らせたのではなく、
リンゴの木が弱っていたから病害虫がついたのだ!」
と気付きます。
この話を読んだ時はとても感動して涙が止まりませんでした。
それとともに人間の体もこれと同じだと感じました。
添加物だらけの食べ物を取り、体を弱らせ、少し病気になるとすぐに薬を飲む。
どんどん弱った体はますます病原菌の的になるという悪循環になっているのではないでしょうか?
自然界では弱ったものは淘汰されます。
なぜ、カリカが奇跡を起こすのか?
シアノバクテリアが生息すると言われている土壌で、まったくの自然の中で育ったパパイアが
生命力の復活に影響を与えるのではないでしょうか?