2009/04/11
阿部隆です。
事務所には古い柱時計があります。
40年以上前に会社の落成式に頂いたものです。
何も変わりなく美しい黒塗りの姿で動き続けてくれています。
柱時計って究極のアナログ時計ですよね。
ネジがきれていつの間にか止まっていたり、1週間に1分位のペースで進んでしまったり・・・・・
とにかく不便です。
今の時計に比べたらとにかく不便です。
でも、なぜか良いんですよね。
年を取るほどそういうものに愛着を持つようになってきました。
手間がかかるから余計にそうなるのかもしれません。
柱時計は大きいし存在感もあります。
今の時計は便利だし安いですよね。
それなのになぜか飽きてしまいます。
壊れていないのに放り出されたり、捨てられてしまう物も多いのではないでしょうか?
人の心は 『安ければ良い』とか『便利なら良い』 というものではないようです。