2009/09/13
阿部隆です。
事務所の二階を改装しました。
お客様に来ていただき、じっくりお話ができる場所と考えております。
内装はできる限り自然素材で仕上げました。
床は無垢の三層フローリング、壁はスイス漆喰、塗装する部分はすべて自然塗料しか使っておりません。
出来上がってから中にいると、なぜか40年近く前の子供のころを思い出します。
おやじが鹿沼の実家に建てた一軒家を思い出したようです。
よく考えると、そのころは化学建材はほとんどありません。
畳の部屋は多いし、無垢の木も多く使っています。
壁も京壁でビニールクロスなどは使っていませんでした。
そこと似たような匂いがして、そのころを思い出したのだと思います。
何とも言えない匂いでとてもリラックスします。
最近では不動産の仕事で、"内装済み"という物件を見に行く機会があります。
中に入るといやな臭いで気分が悪くなります。
ビニールクロス、防かび剤の入ったのり、化学塗料などが原因です。
シックハウス症候群などの問題が多発して、使用可能な建材の条件はきびしくなったのですが
シックハウスの問題は後をたたないようです。
どうも人間は化学物質にかこまれて暮らすのはむずかしいようです。
自然素材の良さを体感してみて下さい。お待ちしています。