2009/10/19
阿部隆です。
最近、『夢』 『夢を持て!』 『夢が無ければ駄目だ!』 などよく耳にしませんか?
うるさい位です。
『夢』が大切なのは解るのですが、「あらゆる障害を乗り越えても!」というほどの夢は
なかなか持てません。
頭がそれだけ退化してしまったのでしょうか?
娘といっしょにドラエモンのビデオを見ました。
私も面白く見ているので、遊び相手のツールとしてはもっとも楽なツールなのです。
こんなシーンがありました。
のび太が、重いリヤカーを引いているおばあちゃんに出会います。
あまりきつそうなので目的地まで後ろを押してあげます。
着いたところはバラックの自宅でした。
幼い孫が待っていました。
「この子は可愛そうなの!まだ小さいのに両親を亡くしてしまって。」
おばあちゃんと二人で暮らしている孫は、近所で上がっている鯉のぼりを見て欲しがります。
しかし、体の弱ってしまっているおばあちゃんは生活するので精一杯です。
そこでのび太は賞品の鯉のぼりを狙って、マラソン大会に出場します。
全力を出し切り完走はしますが、いつも通り最下位になってしまいます。
参加賞をもらいますが、手で持てるくらいの鯉のぼりになってしまいました。
のび太は自分の駄目ぶりに、落ち込み引きこもってしまいます。
しかし、ドラエモンに励まされ、小さな鯉のぼりを持って子供の所に駆けつけます。
ドラエモンのポケットから出した機械で大きな鯉のぼりに変えてしまいます。
そして皆でそれに乗って空を飛び回ります。
子供は大喜びです。
その姿を見ていたおばあちゃんは、おお泣きです。
そのシーンを見ていた私も目から涙が止まりませんでした。
作者がドラエモンを通して伝えたいことがはっきり見えたような気がしました。
『夢とはどういう意味なのか?』『なぜ夢が大切なのか』も同時に教えてもらったような気がします。
ドラエモンに感謝です。