2010/05/17
阿部隆です。
数年前にノロウィルスが流行しました。
当時当社に勤めていた女性が、自分の子供から感染してノロウィルスに罹ってしまいました。
吐いたり、下痢をしたりで大変な様子でした。
結局、家族全員が感染してしまったようです。
最後に感染した彼女のお母さんは病院でもらってきた下痢止めを飲んだそうです。すると、
余計に酷い目にあってしまいました。
のたうち回るような苦しみに遭ってしまったようです。
『吐く』ことも『下痢』も人間にとって体を治すために必要で起こっています。
悪いものを外に出してくれているのです。
ウイルスに感染すれば、それを死滅させるために免疫組織が頑張ってくれます。
しかし、戦うことも体を疲弊させてしまうので、出せるものは出そうとするのです。
その典型的な現象が『嘔吐』や『下痢』なのです。
それを薬で抑えてしまったらどうなるでしょう。「ウイルスに繁殖してくれ」と言っているようなものです。
苦しむのは当たり前かもしれません。
西洋医学はほとんどが対処療法です。
吐き気や下痢などの現象自体を抑えるのが得意です。
しかし、なぜその現象が起きているのかを考えないで薬に頼るのは危険ではないでしょうか?