2010/09/22
阿部隆です。
人間クラブミーティングに行ってきました。
やることもあるので、そこそこで帰るつもりだったのですが、船井会長の講演も
最後になるかもしれないということで終わりまでいることにしました。
船井会長はお口の調子が悪く、痛々しい講演でした。
最後に「船井オープンワールドから18年間。長い間ありがとうございました。」
とおじぎをされたのを見て、涙が出てしまいました。
口腔内のご病気で食事もまともに取れない状態が3年くらい続いているようです。
それには意味があることなのかもしれませんが、それにしても厳しい。
神様を恨みたくなりますよね。
船井会長は今回の病気で多くの医者に診てもらったそうですが、
「立派な医者は少ない。病気で苦しんだ経験がなければ、なかなか医者は勤まらない。」
とおっしゃっていました。
今回の人間クラブで『不食の時代』という映画が放映されました。
その映画に甲田光雄さんというお医者さんが出てきます。
その先生は断食療法で、数々の難病患者を救ってきました。
その患者さんの一人がインタビューで
「甲田先生が亡くなった時は自分の親が亡くなった時より悲しかった」
と話していました。
慈悲深くて、明るくて、患者さんをとにかく元気にさせてくれる先生だったようです。
難病を治すためには技術以上に患者さんとの信頼関係が大切なのではないでしょうか。
甲田先生の『断食療法』もすばらしいのですが、それと並んで、
「患者さんを何とか治してあげたい」という愛情が大きな成果を生んだように感じます。