2011/07/19 映画「うまれる」を観て

2011/08/09

阿部剛久です。

「やっぱり、子どもに成長させてもらっているんだな・・。」

という思いが確かになりました。

お風呂に入れることが無ければ入らないし、食べさせる事が無ければおそらくカップ麺がしょっちゅう。

朝学校に送り出すことが無ければ夜中もダラダラ、テレビを見ているでしょう。

もちろん、仕事だって今のようにいろいろと興味をもったり、ワクワク生き生き取り組めるのだって子どもがいるから。

前に『であえてほんとうによかった』という絵本を【感謝の集い】で朗読しました。

食べようとした見ず知らずの恐竜の子どもと、離れ小島でいっしょに生活をすることになるおじさん恐竜。

「おじさん、かっこいい」とか「すごい」とか「やさしいね」と言われるたびに

立派なおじさんになっていく所が自分にあてはまるなと思い、好きで選びました。

子どもは生まれる前に雲の上から母親を決めて降りて来るといいます。

「あの人のところへ行けば楽しそう」

とか

「あの人はさびしそうだから僕が行ってあげよう」

とか。

映画では、子どもを予定日に流産してしまう親や、

生まれても一年もたないといわれる先天性の病気の子の親、

虐待をされて、必要ないと母親にいわれていた女性と、

親の言動などから自信を無くされて、子どもは要らないと思っていた男性との間の子の出産。

それと9年もの不妊治療の末、夫婦二人の人生を選択した女性がとりあげられています。

それぞれ子どものあり方は違っていますが、どの人たちも「子どもに成長させられているな」と思います。

子どもを介してどのように成長していくか。

まだまだたいして立派な親父になれませんが、だから5人くらい必要だろうと降りてきてくれたのかもしれません。

もしかして、「サムシンググレートとは雲の上の子どもの世界なのかも・・。」なんて思いました。