2012/02/22
阿部隆です。
「今日、○○時ごろ○○で○○さんの自宅で火災が発生し、3歳と5歳になる女の子が亡くなりました・・・」
「またか!」
と思いながらニュースを見ていると、その火災が発生した建物が写っていました。
短い時間なのではっきり解からないのですが、建物の外見はほとんど何でもないように見えました。
火事により死亡したと聞くと、逃げ遅れて焼け死ぬことをイメージすると思いますが、最近の焼死はそうではないようです。
内装材などが燃焼する事により有毒ガスが発生します。
それを吸う事により亡くなってしまうのです。
ニュースで見た建物は、鉄骨造の建物のように見えました。
確かに耐火構造の建物は少しくらいの火災では外見はなんでもありません。
しかし逆に言うと、それなのに中の人間は死んでしまっているのです。
鉄筋や鉄骨造のように、建物が崩壊しづらい建物が人間にとっても安全な建物ということにはならないのです。
今の経済優先社会により生み出された建材は、人間にとっては危険なものだらけです。
壁も建具も畳(偽畳)も床(合板)もすべてです。
テレビなどによる報道ではそのような事はまったく伝えられません。
そんな事を言いながら、最悪のビニールクロスの建物に家族を住ませている自分自身に腹が立っています。