2012/06/16
阿部隆です。
3年に一度の免許更新に江東試験場まで行ってきました。
身近な人達は近くの石神井警察署で済ませてしまうのに、私は毎回江東試験場まで行かなければなりません。
どうしてもつまらない違反をやってしまいます。
免許の更新自体は面倒なのですが、江東試験場に行かされることはそれほどいやではありません。
昔と比べて手続きが解りやすく、スムーズに行われるからでしょうか?
昔はひどかったですね。
警察は威張っているし、手続きは解りづらいし、待たされるし。
それと最近は研修担当の教官がすばらしい方が多く、そういう人のお話を聞くのもなかなかいいかもしれません。
今回はトミー・リー・ジョーンズが少し歳を取ったような教官でした。
交通事故により、罪のないお子さんを失ったお母さんの苦しみを訴えている映画を見せてくれました。
「交通事故により人の命を失うことは、加害者にとっても被害者の家族にとっても地獄です。
経験したことのない私たちにとっては、どんなに想像しようと思ってもおそらく想像しきれないでしょう。」
と一生懸命訴えていました。
映画の最中、若い男が居眠りをしていたので教官が「ドン!」と背中を叩きました。
若い男はその後、居眠りはしませんでしたが、恥ずかしかったのか、叩かれて頭に来たのかずっと下を向いていました。
修了印をもらう時、教官は若い男に「良く頑張ったな!」と声をかけていました。
嫌われてまでとった教官の行動に本当の優しさを感じたのは私だけでしょうか?
すばらしいトミー・リー・ジョーンズに出会えて何となく得をしたような気分です。