2012/09/10
阿部隆です。
『タツノコプロ展』
タダ券が手に入ったので、娘を連れて銀座松屋に行ってきました。
私が子供のころ好きだったアニメをたくさん排出している会社です。
普通、人気のあるアニメは『手塚治虫』というように作者が有名になりますよね。
しかし、この会社の社長であり、漫画家でもあった吉田竜夫さんは自分の名前はあまり出さなかったようです。
現に私は最近まで知りませんでした。
展示された『マッハGoGoGo』の絵などの合間に、吉田竜夫さんの歴史が書かれていました。
「自分を慕って上京してきた弟達の仕事を作るために『タツノコプロ』を設立した」というようなことが書いてありました。
彼らは私と同じ三兄弟のようです。
多くの原作にも滲み出ている愛情通りの人だと解り、感動させられました。
残念ながら45歳の若さで、1977年に亡くなっています。
展示会には予想通り私と同年代の中年男性はいましたが、意外と若い30歳代の女性が多かったことにびっくりしました。
長い年月に渡って売れているというのが解ります。
展示場を見終わると、お決まりのキャラクターグッズなどの売店が出てきました。
娘に見せたくて『ハクション大魔王』と『みなしごハッチ』の最終回が収録されたDVDを買いました。
会場に『紅三四郎』の歌が流れるとなぜか涙が出てきました。
よく解らないのですが「物心付いたころ見ていたものが自分の原点になっているのかな-」などと考えています。
私はオタクではありませんが、今の世の中を危惧しているとどうしてもこれらを思い出してしまいます。
日本の宝ではないでしょうか?