2012/09/26
阿部隆です。
「暑さ寒さも彼岸まで」と言います。本当にその通りですね。
今日は横浜で講演を聞く予定だったので涼しくて助かりました。
季節の変わり目は風邪をひきやすいので注意が必要です。
子供のころ、親友が引っ越して行ってしまったり、違う学校に行ってしまう体験を何度もしました。
親友というと、『お互いが大好きで信頼している間柄』という意味です。
一人は小学校1年生の時だったと思います。
小さいのに運動神経抜群で頼りになるやつでした。
暇さえあればいっしょに遊んでいましたが、ある日、彼は引っ越して遠くに行ってしまいました。
後日、彼から手紙が来ました。
お母さんに手伝ってもらったらしく立派な手紙でした。
なぜか私はなかなか返事を書きません。
母親に言われるたびに「わかってるよ!」と言いながらとうとう出す機会を逸してしまいました。
今だになぜ返事を書かなかったのか解りません。
40年以上前のことなのにはっきり覚えています。
手紙が置きっぱなしになっていた場所さえもです。
気にはなってはいたのでしょう。
大人になると、なかなか親友はできません。
「なかなか本音を出さないからなのかなー。」と思います。
自分がいいなと思っても相手が思っていなかったり、相手に気に入られていても自分がそれほどでもなかったり。
カッコを付けて御免なさい。私の場合はほとんどが前者です。
この歳になるまでいろいろな経験をして、他人の気持ちが少し解るようになってきたのでしょう。
最近その親友の手紙の事が思い出されて仕方ありません。
苦しいほど後悔しています。
小さな子供がどんな気持ちで手紙をくれたのか?
返事がなくてどう思ったのか?
自分のことを解ってくれる人がいるって有難いですよね。
一番の財産ではないでしょうか。