2010/07/26 武士道
阿部隆です。
先日、テレビを見ていたら山下泰裕さんがニュースに出ていました。
「パレスチナとイスラエルの子供達に合同で柔道を教える」というものでした。
山下泰裕さんといえば私が子供のころの憧れの柔道家です。
彼が何をしようとしているかがピンと来て嬉しくなりました。
「何も違わない同じ人間だということを子供達に教えてあげたいんです。」
と話されていました。
柔道家としての山下さんはとにかく強い選手でした。
あそこまで強い選手はもう出ないのではないでしょうか。
技術は当然すばらしいのでしょうが、それよりも、どんなに強く大きい外国人選手と戦う時でも
落ち着いていて、その精神力の強さは思い出すだけで鳥肌が立つほどです。
特にヨーロッパなどで柔道は人気があり、山下泰裕さんにあこがれている人がどれほどいるか解りません。
「こういう役割を担うために、山下はあそこまで強かったんだ!」
と一人で納得しました。
人の才能というのは自分のために使うものではなく、他人のために使うように与えられるのかもしれません。
2010-07-29 17:34