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2012/09/22 親友

阿部隆です。

「暑さ寒さも彼岸まで」と言います。本当にその通りですね。

今日は横浜で講演を聞く予定だったので涼しくて助かりました。

季節の変わり目は風邪をひきやすいので注意が必要です。

子供のころ、親友が引っ越して行ってしまったり、違う学校に行ってしまう体験を何度もしました。

親友というと、『お互いが大好きで信頼している間柄』という意味です。

一人は小学校1年生の時だったと思います。

小さいのに運動神経抜群で頼りになるやつでした。

暇さえあればいっしょに遊んでいましたが、ある日、彼は引っ越して遠くに行ってしまいました。

後日、彼から手紙が来ました。

お母さんに手伝ってもらったらしく立派な手紙でした。

なぜか私はなかなか返事を書きません。

母親に言われるたびに「わかってるよ!」と言いながらとうとう出す機会を逸してしまいました。

今だになぜ返事を書かなかったのか解りません。

40年以上前のことなのにはっきり覚えています。

手紙が置きっぱなしになっていた場所さえもです。

気にはなってはいたのでしょう。

大人になると、なかなか親友はできません。

「なかなか本音を出さないからなのかなー。」と思います。

自分がいいなと思っても相手が思っていなかったり、相手に気に入られていても自分がそれほどでもなかったり。

カッコを付けて御免なさい。私の場合はほとんどが前者です。

この歳になるまでいろいろな経験をして、他人の気持ちが少し解るようになってきたのでしょう。

最近その親友の手紙の事が思い出されて仕方ありません。

苦しいほど後悔しています。

小さな子供がどんな気持ちで手紙をくれたのか?

返事がなくてどう思ったのか?

自分のことを解ってくれる人がいるって有難いですよね。

一番の財産ではないでしょうか。

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